アドミラル・ヴィノグラードフ
(ロシア海軍対潜大型駆逐艦)


 2013年12月18日と12月20日に日露捜索・救難共同訓練が日本海で実施され、12月19日に舞鶴港でロシア艦艇が一般公開された。


 何年か昔、歴史上初めてとか言って、アドミラル・パンテレエフという艦が公開されて、それは見に行ったのだが、この艦は見たことがないと出かけてみた。しかしここから見れば、同じ型でないか。ウダロイT型という対潜大型駆逐艦である、新聞では、何級とかそこまでは発表されないので、仕方がない。
めずらしく青空が見える、温かい日よりになったことだし、乗せていただくかと、行ってみた。
 ロシアは旧ソ連の後継国である、先の大戦ではナチに攻められ一千万もの犠牲をうんだ、そのことからか皆がヒットラーに見えてしまうのかピリピリした被害意識過剰にも見える軍事大国で、ある意味では世界最強と言われていた、民生面はたいしたことないが、軍事技術はアメリカをもしのぐと、共産圏などは絶対に高くは評価しない西側でもこれにだけは一目置いてきた。何は見なくともこれは興味引かれる。ロシアや中国はそうした犠牲者が多大だった国なので、日本やましてやたいした被害がなく戦争のおかげでのし上がってきたアメリカ的な視点からだけからのみ見ては判断を誤る、といっても西側資料しかないため、いまもって正確にはRed Navyの兵器やその運営思想を知ることができない。自分の目で感じ取るしかない。


   Red Navy

 水兵たち





ロシア的雰囲気いっぱいの水兵たち。ここは余部下の海自の船艇基地、実質日本のネービー・ベースである。


 



 このあたりはイージス艦が留まっている場所である。だいたい同じくらいの大きさか。
アドミラル・ヴィノグラドフと書かれている。これくらいなら私も読める。ヴィノグラドフ海将丸である。ロシア語のВは英語のvよりもwに聞こえる、Виноはwineのことで、どんな人か知らないが、名は「ワイン町」か「ワインぶどうの木」サンの意味、コーカサスかあっちの黒海艦隊のエライさんか、ひょっとして呑んだくれの意味かも知れないと、ネットで調べてみると実際にこの名の都市が黒海近くにある、ウクライナのチェルノブイリに近いようだが、欧米の艦艇はこうした人の名をつけることがある、日本にはそうした習慣はない。
アドミラル・ヴィノグラドフ(Адмирал Виноградов) 1988年12月30日就役、太平洋艦隊配属。バルト海のバルト三国のまだ南にあるロシアの飛び地、カリーニングラードにあるヤンタリ造船所で建造されたという。
全長163.5m、全幅19.3m、喫水7.5m、8.500排水トン。16000馬力のガスタービン2基、オーバー・ドライブ時にはさらに45000馬力のガスタービン2基を稼働させる、速力29.5ノット。
これだけ速度がでると潜水艦は逃げ切れない、逃げようと速度を上げれば、騒音が大きくなり見つけられやすくなる、潜水艦は防御力ゼロなので、見つけられたら終わりだ。乗員249名だそう。あくまでも公称の数値であって、実質はそれを上回ることは軍事関係ではよくある。

ロシアといえば、Водка(ウォッカ)で、40度以上というもの、80度といったものもある、「内緒ですよ」などと言って、艦橋へ登れば艦長が呑ませてくれるかも、いい酒だから、スーと呑めて80度などとは気も付かない、しかし足には確実にくる、呑んでなくとも足元危ういのが軍艦の甲板である、そんなことで海へ落ちた議員さんもあったという。
今回の共同演習は荒天だからと、少し延期になったりしていた、戦争だったらそんなことは言っておれない、まして駆逐艦なら、巨大台風の目の中でも突っ込んでいく、そんなことで、どこかの海軍工廠製の駆逐艦3艦が真っ二つに折れて、船首部分流失、艦橋流失に至ったことがある。訓練といっても実戦に近い命かげのもので、ギリギリまで敵艦に近づいて魚雷発射といった訓練も行う、荒天と濃霧のなかで、近づきすぎて、衝突し相手を沈めたこともある。自然は想定外もあり、たいした荒天ではなくとも転覆してしまうこともあったという。
しかしこれらは全部「特定秘密」で、うっかりしやべれば死刑になる、帝國海軍艦艇のこうした過去はあまり人には知られていない。ただ優秀、世界一だけが伝えられ今以て多くの国民はそれを信仰している、所詮は人間が作った物、優秀などと自慢できるものであるはずもない、つまなぬことで自慢するヒマがあれば、失敗もすべて公開して絶えざる改良を加えることである、それが技術立国の精神である、秘密保護で強い国になるなどは歴史も知らない大バカがいう大ウソで、大バカどもが行こうとする旧ソビエトのような秘密と官僚主義の国は人心が離れてしまうので、かえって艦艇を、海軍を国を弱くし滅ぼしてしまうことになる。庶民社会は秘密はないというのが普通で、秘密ばかりつくるのは独裁軍国主義者で、伝統日本庶民社会にはありえないものである、秘密は国家のためにも軍のためにも民衆のためにもならないが、官僚のためにはたいへんに好都合なものである、上層官僚の利益のためにだけ秘密はつくられる。官僚主義はこびるところに秘密が、秘密はこびるところに官僚主義がある。そして特権と利益とを独り占めしようとする。どちらもとりのぞかねば社会の自由も民主主義も未来も完全に閉ざされる。これほどの悪法をしかもだまし討ちであった、有権者がボケッーとしている今のうちにということが、ナメてるのか、どこの国からも何をやらかすかわからん信用できないと警戒されまともには相手にしてくれまい、もう終わりだな、大バカをやらかすひまがあるなら、いますぐにやらねばならないことが山ほどもあるだろうはずだったのだが。

 ロシア海軍の艦艇だから、日本領海内にあっても、この艦に乗ればそこはロシア、ロシア法が適用される(たぶん)、治外法権の地である、在日米軍基地内と同じである、友好のために来ているのだから、うるさいことは言わないかも知れないが、見物人の行動を見ていると、エエトシこいていても、そうした意識がまったくない人もあるよう、30人単位で行動するわけだが、係官が止めても途中で勝手に降りてみたり、少し事前に注意しておいた方がいいかも…
ロシア兵だって外国へ来たら、団体行動してるでしょう、あそこまでやれとは言わないにしても、沖縄の米兵以下のダーダーの好き放題はあかんでしよう。エエトシこいているのだから、リタイアして時間もたち社会的規範やマナーも忘れかけているのかも知れないが、高齢化の社会、甘やかされては社会が成り立ちません、年下の模範になって下され。


 艦の先端から見ていくと、

船首のロシア海軍の軍艦旗↑

碇の巻き上げ機↑


丸いハッチがここに四つあるが、これは対空ミサイル、自己防衛のためのもの。ここから垂直発射、艦橋の丸い大きな3次元レーダーとコンピューターで管制される。射程は12qだそう。4機まで一度に制御できるという。

 



100mm単装速射砲が2門ある。レーダー制御、砲身を水で冷やす水冷式のためホースがついている。ローテク艦砲なんぞはどうでもよいのか貧弱の感じ。資料がないのだが、たぶん対空高角砲であろうか。
帝國海軍が右手に写る海軍工廠で昭和初期に作った、この10分1の水雷艇(800トン弱)ですら12p砲を3門積んでいた、さらに53p魚雷発射管×4も積み、速度は30ノット出た。舞鶴の優れた造船技術と今も誇るがそれは本当であった(のちに転覆事故を起こした)。もし砲撃戦になるなら日本の水雷艇が勝つだろう。今の日本だったら目一杯の200o×2連装砲×2くらいを積むか対艦ミサイルか。

 








艦橋の下にある異様に巨大な4連装の対潜ミサイルのランチャー。当艦の主力最大の必殺兵器のよう。有翼ミサイルで射程は45q、弾頭はアクティブ・パシブ両用のホーミング魚雷。核魚雷もぶら下げて飛んでいけるいう恐ろしいもの。空を飛んでくるものには潜水艦は対抗が難しい、防禦が極めて困難である。また対水上艦用ミサイルにもなるそう。

 



天を向いている212mmの12連装の対潜迫撃砲。ロケット弾で、先に爆薬がついている。無誘導だが、射程: 350m〜5800mを飛んで、10〜500m沈み爆発する。

 

帝國海軍の酸素魚雷の発射管のような大きさだが、533o 4連装魚雷発射管。
魚雷といっても、今のは空を飛んでいくミサイルで、空雷か飛雷とでもした方がわかりやすいようなもの。10km〜50kmも飛ぶ。ロケットの慣性弾道飛行で、弾頭にアクティブ・パシブ両用のホーミング対潜魚雷がついている、もしくは核魚雷でも装備可能という。上空でロケットから切り離されて、魚雷は海中に突入し、あとはホーミング装置で敵潜水艦を追いかける。



30ミリのバルカン砲(ガトリング砲)が4門ついている。6つの砲身が回転しながらら1分に5000発を発射する。目にも見えない超高速で近づく敵ミサイルや敵航空機はこれで撃ち落とす。全自動で動く。海自のファランクスだが、この兵器はソ連が最初だそう。







ka-27という対潜へりを艦尾の飛行甲板に2機搭載する(1機しかなかったが)。レーダーやソナーはありそうだが、武器を搭載しているのか、外からみる限りは不明。艦のはるか先まで飛んでいって前方索敵哨戒の任務があるのだろう。
これが格納庫だろうか↓、しかしこの大きさでは収容できそうにはない。日本の艦艇と比べると艦幅が広いので露天に置く気なら、こんなものは取って、ここへもう2機でもヘリを積む方がよかろうと思う。








艦底のソナー類は見ることができない。ロシアは陸軍国だし、ロシア海軍とすればその粋はやはり北極海に沈む原潜だろう、水上艦はまあこんなものなのだろうか、もう世代交代しなければならなくなっている艦、原発なら廃炉にすべき艦だが、若狭の原発はこの艦よりも古く、一番新しい大飯4号機で1993年建造、3号機は1991年建造である、ほかはすべてこの艦よりも古く、もうええかげんに廃炉にしろ、ビンボー国なら仕方もなかろうが、安い安い大宣伝して実費よりもムリして安売りしたため、廃炉費が積み立てられず捨てる技術も場所もなく廃炉の見通しはさらさらたたない、愚かな国の見通しの甘さでしかないが、もともと30年くらいとして造られたものをズルズルと運転しようとする、こんな連中にミスリードされてさらに原発稼働させたりすれば、バカな行為の尻ぬぐいのためにまた大バカをやらかすことで、いよいよ亡国まちがいがなかろう。廃炉になれば仕事を失うなどと地元が反対するというが、ウソかホントが知らないがそんなことは心配はない、廃炉にはうまくいっても50年はかかる、100年分以上のありあまる仕事ができる。古い原発を取り壊してそこへ新しい安全な原発を作ってくれとか、それはできない、古い原発の廃炉には50年以上はまちがいなくかかる、100年以上は見ておかなくてはなるまい、しかも廃材を捨てる場所がないから今の所へ置いておく以外に方法がない、今の場所は廃棄物置場として建設された時から秘密裏に予約されている。予定変更して電力消費地の大都市の真ん中へ捨てればいいが、そうすれば原発大推進派の連中ですらも大反対して実現不可能だろう。
古い対潜駆逐艦ということなら海自潜水艦もマッサオになる強力艦のようである。

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訪日したロシア艦艇は、ミサイル駆逐艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」と航洋曳船「Калар(カラル)」、補給艦「Иркут(イルクート)」の3隻。





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