「雄島参り」は、雄島(冠島・老人嶋)に鎮座する老人嶋神社に参詣するということで、舞鶴ばかりでなく、広く若狭湾の西部に位置する漁村で行われてきた。神徳あらたかで農村でも御利益があるとしてお参りがあった。 『宮津市史』によれば下図のようなことであったという。狛犬などの奉納物にもその村々の名が記されている。 この図では農村が抜けているが、蚕さんの神様として実際村あげてのお参りがあった。出店が出るほどの盛況であったという。 若狭湾西部周辺の集落ごとによってマチマチ(6〜7月くらい)だが、舞鶴では例年6月1日に行われている。 野原・小橋・三浜の3集落共同の神社で、「雄島参り」の祭礼の日だけは上陸が許される。 今年もまた幸いにも野原の皆様の一団に加えてもらうことができた。 冠島の神様、一般に海の神様は、山の神様と同様に女性と信じられてきた。 「舞鶴の民話5」より↑ 女性が島へ上陸することはタブーとされてきたという。 「女を連れて来た、ワタシがいるのに、しかも若い、美しい」。クククッワッーと般若となって、鬼女となって、嫉妬で怒り悲しみ荒れ狂い、泣き狂う… 女神様のご機嫌を損なうと大荒れになる、女はコワイと良くも悪くも畏敬さられてきた。 近頃は女神様もおだやかになられたのか、フンそんな迷信ウソよ、なのか、海も山も美女ばっか。 今日はお祭り、夢の島。魚はうまいし、酒はうまい、ねえちゃんはきれい。 常世の国とはこんなところか。 何回も何回もやってくる理由がわかったかな。 |
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太鼓と笛 寿司とワカメ 船上でこんな寿司をいただく。鯛なのかイサキなのか、とにかくウマイ。お店などでは売ってないだろう、知られていない幻の超絶品。 これもいただいた。 「野原乾わかめ」 これはお店でも売っている、同じデザインで昔からある。 ありがとうございます。
神社境内が整理された様子。タモの古木鬱蒼の薄暗く感じられる境内であったが、大風が吹くとまた倒れて、社殿を壊するかも知れない、そうした恐れある老木が伐られたよう。背後に島のピークが拝めるようになった。 祭礼・参拝の様子
神事を終えると、供物を下げてきて直会。浜で村々毎に行われる。 とれとればかりで、ウマイ。今年もえらいゴッツォになりました。ありがとうございました。 海の上では1羽も見かけなかったが、どこにいたのか、エサがあると知るとワンサカ飛んでくる。 |
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